劇場版アニメ「エウレカセブン」がロングランヒットを記録! 京田知己監督と藤原啓治が裏話を告白
4月25日に公開されたアニメ映画「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」が初日から3日間満員、単館公開規模では異例の観客動員5万人、さらに1カ月を超えるロングランヒットを記録。これを記念して、5月31日、都内で京田知己監督と、神出鬼没の空賊“ゲッコーステイト”のリーダー・ホランドの声を演じる藤原啓治によるトークショーが開催された。
同映画は'05年から1年間放送されたテレビアニメの劇場版で、世界観や人物設定を変更し、新たな物語に生まれ変わった。謎の生命体“イマージュ”と人類との戦いが半世紀に及ぶ世界を舞台に、ホランド率いる戦闘母艦・月光号に乗る少年兵・レントン(声・三瓶由布子)と幼なじみの少女・エウレカ(声・名塚佳織)の恋の行方を描く。
京田監督は「こういう場に出るのは舞台あいさつが最後と思っていた。上映は1カ月くらいだろうと予想してたのが、地方にも上映館が増えて、田舎の祖父母にチケットを送った意味がやっと出てきて(笑)。本当にありがたい」と本作のヒットを喜んだ。
京田監督が語る製作裏話に聞き入る客席を見て、藤原は「もしかして今日はまじめな話をする日なのかなと気付き始めました(笑)」とユーモアを交えながら、自身が演じたホランドについて、「大人なのに悩み続けているところがすごく好き。『お前の望む未来がおれの未来だ』なんてすごく格好いいことを恥ずかしげもなく言うので、『おれ、こんなに格好良くなれないや』と落ち込んだこともあります(笑)」と語った。
また、2人は観客からの質問にも答えた。本作の副題「ポケットが虹でいっぱい」の意味について問われると、京田監督は「第1稿でレントンのポケットから虹があふれ出す絵があった。(エルビス・)プレスリーの曲のタイトルであり、YMOが再結成=再生した時にカバーした曲でもあり、エウレカの『再生』ということにもうまくハマると思ったんです。でも第2稿で内容が変わって(笑)、タイトルだけが残りました」と明かした。
なお、テアトルタイムズスクエアなどでは6月6日より来場者に本編のカットフィルム(35mmフィルム)をプレゼント中(なくなり次第終了)。
映画「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」
東京・テアトルタイムズスクエアほかで公開中
公式HP
http://www.eureka-prj.net/
Blu-Ray & DVD「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」
6月26日(金)発売
Blu-Ray(初回生産限定盤)11760円(税込)
Blu-Ray(通常盤)7160円(税込)
DVD 4410円(税込)
バンダイビジュアル