パリ(CNN) フランス議会は23日、超党派の委員会を設置し、イスラム教の女性が伝統的に身に着けているブルカの着用を同国内で認めるかどうか検討すると発表した。
これに先立ちサルコジ大統領は22日の上下両院合同会議で演説し、ブルカについて「フランスでは歓迎しない」と言明している。
サルコジ大統領は「ブルカの問題は宗教問題ではない。これは宗教シンボルではなく、従属の象徴であり、さげすみの象徴だ」と断言した。
さらに「わが国で女性が塀の中に閉じ込められ、社会生活から切り離され、アイデンティティーを奪われるのは容認できない」と述べ、議会でこの問題についてさらに話し合うよう促した。