瀬戸内海「クルーズ」で振興=気軽に船旅、観光の起爆剤に−国交省
6月24日2時33分配信 時事通信
国土交通省と観光庁は23日、国内観光の目玉施策として、瀬戸内海でフェリーを活用したクルーズ旅行振興に乗り出す方針を固めた。宿泊を伴うクルーズは海外では一般的だが、国内ではなじみが薄く、価格も1泊4万〜5万円程度と高価。同省などは地元自治体やフェリー業者と協力し、割安で気軽に参加できるショートクルーズを展開し、不況で苦しむ同地域の観光振興の起爆剤としたい考えだ。
クルーズはゆっくりと船旅を楽しむスタイルから「究極の旅の形」(旅行大手)とも言われる。今回は神戸港から、愛媛、山口県までを含めた瀬戸内海の広範囲を対象に、既存のフェリーを一部改装して1〜2日程度の短期間のプランを提供。家族連れや年配の夫婦などに低価格で船旅を体験してもらう構想だ。
同省などは30日に課長級の検討会を発足。今年度末までに地元関係者との意見交換も行いながら具体策を詰め、来年度にもモデル事業などを行って本格実施に道筋をつけたい考え。瀬戸内海では燃料高騰や景気悪化、高速道路値下げなどの影響でフェリーの減便や航路廃止が相次いでおり、業界支援とともに、寄港地での観光消費による経済の活性化にもつなげたい意向だ。
【関連ニュース】
・ 通訳ガイド、新制度検討へ=国家資格を抜本見直し
・ 新型インフル被害で支援=関西の観光活性化策発表
・ 観光業支援のキャンペーン検討=新型インフル影響の関西で
・ 介護職の「たん吸引」でモデル事業=来年度の本格導入目指す
・ 介護職員の医療行為、一部解禁へ=特養でのたん吸引など
クルーズはゆっくりと船旅を楽しむスタイルから「究極の旅の形」(旅行大手)とも言われる。今回は神戸港から、愛媛、山口県までを含めた瀬戸内海の広範囲を対象に、既存のフェリーを一部改装して1〜2日程度の短期間のプランを提供。家族連れや年配の夫婦などに低価格で船旅を体験してもらう構想だ。
同省などは30日に課長級の検討会を発足。今年度末までに地元関係者との意見交換も行いながら具体策を詰め、来年度にもモデル事業などを行って本格実施に道筋をつけたい考え。瀬戸内海では燃料高騰や景気悪化、高速道路値下げなどの影響でフェリーの減便や航路廃止が相次いでおり、業界支援とともに、寄港地での観光消費による経済の活性化にもつなげたい意向だ。
【関連ニュース】
・ 通訳ガイド、新制度検討へ=国家資格を抜本見直し
・ 新型インフル被害で支援=関西の観光活性化策発表
・ 観光業支援のキャンペーン検討=新型インフル影響の関西で
・ 介護職の「たん吸引」でモデル事業=来年度の本格導入目指す
・ 介護職員の医療行為、一部解禁へ=特養でのたん吸引など
最終更新:6月24日3時15分