家電量販最大手のヤマダ電機(群馬県高崎市)が来春、広島市佐伯区のショッピングセンター(SC)「ファミリータウン広電楽々園」に出店することが22日、分かった。広島都市圏への出店は約6年ぶり。地場のデオデオ(広島市中区)も第2本店を計画しており、出店競争が再び激化する。
SCを運営する広電ストア(同)が、敷地内の駐車場部分に鉄骨3階建ての専用店舗を建て、ヤマダがテナントとして入る。売り場面積は約4100平方メートル。1階は駐車場、2階が売り場、3階は倉庫で12月に着工する。
ヤマダの広島都市圏への出店は、2004年6月のテックランド広島中央本店(同)以来。現在、広島県に7店を展開し、うち広島都市圏に4店がある。
広島都市圏の西部では昨年11月、デオデオが廿日市店(廿日市市)を移転して増床した。同社では、10年度を目標に本店隣に第2本店を建てる計画もある。
広電楽々園は敷地面積約3万8千平方メートル。広電ストアのスーパー「マダムジョイ」と専門店街、ホームセンター「ダイキ」がある。22日、広電ストアが大規模小売店舗立地法に基づく店舗面積の変更を市に届けた。同社は「SCの利便性を高め集客増を図る」としている。
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