クルム伊達１回戦敗退、１３年ぶり勝利ならず…ウィンブルドン

女子シングルス１回戦の第２セット、さえない表情のクルム伊達公子＝オールイングランド・クラブ（共同）

　◆テニス　ウィンブルドン第２日（２３日、オールイングランド・クラブ）　女子シングルス１回戦でクルム伊達公子（３８）＝エステティックＴＢＣ＝は７―５、３―６、１―６で第９シードのキャロライン・ウォズニアッキ（１８）＝デンマーク＝に逆転で敗れ、四大大会で１３年ぶりの勝利はならなかった。

　クルム伊達は多彩なストロークと巧みなボレーで対戦相手を揺さぶり、第２セットも途中まで３―１とリードしたが、脚にけいれんが出たこともあり力尽きた。

　３連覇を狙うビーナス・ウィリアムズ（米国）や第１シードのディナラ・サフィナ（ロシア）、第６シードのエレナ・ヤンコビッチ（セルビア）は順当に２回戦に進み、男子シングルス１回戦は第５シードのフアンマルティン・デルポトロ（アルゼンチン）、第６シードのアンディ・ロディック（米国）が快勝した。

　女子ダブルス１回戦で杉山愛（フリー）ダニエラ・ハンチュコバ（スロバキア）組はタミラ・パシェク（オーストリア）オリガ・サブチュク（ウクライナ）組にストレート勝ちした。

　クルム伊達公子「どういう状況でも自分のプレーを貫こうと思った。（第２セットを）３―１とリードしたところまでは、相手がやろうとすることを封じ込められていた。（終盤に）足がけいれんしたのは残念だけど、そこまではやるべきことができていた」