2009年6月23日 21時50分 ( 2009年6月23日 23時53分更新 )
<少子化対策>「婚活からはじめて」小渕担当相にPTが提言
小渕優子少子化担当相の私的懇談会「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム(PT)」は23日、少子化対策案を同担当相に提言した。少子化の背景に未婚化・晩婚化があるとして、従来の子育て支援策にとどまらず、「恋愛・結婚にまで視野を広げて政策的対応を図る」よう求めている。
PTは経済評論家の勝間和代さんら5人をメンバーに、1月設置された。
提言は「婚活(結婚活動)への関心の高まりもある」と結婚事情にも触れたうえで、「若い世代の恋愛・結婚をめぐる状況から対策を考えていくことが必要」と指摘した。ただ、出会いの機会などを増やす具体的な取り組みについては「データの集積、現状分析と評価、政策的対応のあり方等について議論を深めていくべきだ」とするにとどめた。
PTメンバーの佐藤博樹・東京大社会科学研究所教授は23日の記者会見で、「出会いや交流の機会を若者に提供する同窓会を開きやすいように自治体が支援するなど、(取り組みには)かなり幅がある」と語った。
提言はこのほか、消費税を将来引き上げる場合は1%分を少子化対策に充てるよう求めた。提言内容は、政府が年内にまとめる少子化社会対策大綱に盛り込まれる予定。【影山哲也】
◇提言の主なポイント◇
少子化対策の一歩である恋愛・結婚に視野を広げた政策的対応の実施
若者の就労や経済的自立への支援
子供の貧困と格差の連鎖防止
家計の教育費負担の軽減
消費税1%分を少子化対策に
PTは経済評論家の勝間和代さんら5人をメンバーに、1月設置された。
提言は「婚活(結婚活動)への関心の高まりもある」と結婚事情にも触れたうえで、「若い世代の恋愛・結婚をめぐる状況から対策を考えていくことが必要」と指摘した。ただ、出会いの機会などを増やす具体的な取り組みについては「データの集積、現状分析と評価、政策的対応のあり方等について議論を深めていくべきだ」とするにとどめた。
PTメンバーの佐藤博樹・東京大社会科学研究所教授は23日の記者会見で、「出会いや交流の機会を若者に提供する同窓会を開きやすいように自治体が支援するなど、(取り組みには)かなり幅がある」と語った。
提言はこのほか、消費税を将来引き上げる場合は1%分を少子化対策に充てるよう求めた。提言内容は、政府が年内にまとめる少子化社会対策大綱に盛り込まれる予定。【影山哲也】
◇提言の主なポイント◇
少子化対策の一歩である恋愛・結婚に視野を広げた政策的対応の実施
若者の就労や経済的自立への支援
子供の貧困と格差の連鎖防止
家計の教育費負担の軽減
消費税1%分を少子化対策に
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