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【プロ野球】

オリックス インドネシア進出

2009年6月23日 紙面から

 オリックスが今オフに球界初のインドネシア進出構想を持っていることが22日、わかった。1月に就任した松岡良伯球団社長(60)が明かしたもので、インドネシアの首都ジャカルタを候補地に、少年野球教室や野球道具の寄贈を行う。同社長のほか中村球団本部長と調整の付いた選手数人が赴き、アジアでの野球の普及に貢献する。

 海外在住歴27年という“オリの島耕作”ならではの仰天アイデアだ。松岡社長は約11年間にわたってオリックス・インドネシア法人の代表を務めただけに同国への恩返しの気持ちは強い。現地邦人の子供たちが「帰国後オリックスのファンになってくれるのでは」という期待もある。ひそかに温めていた肝いり企画に「今はまだ私の中でのプランですが、絶対やりますよ」と力強く話した。

 インドネシアの野球人口は約5千人。ただソフトボールの人気が高く、子どもたちの野球への興味も高まっているという。また、日本人の野中寿人氏が監督を務めるインドネシア代表チームが7月に札幌で開幕するアジア野球選手権に出場するなど、日本野球との縁は浅くない。ただ本格的な野球場はジャカルタにひとつあるのみで、道具も不足している状態。オリックスのインドネシア遠征が実現すれば、大歓迎されること請け合いだ。 (宮崎厚志)

 

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