一澤帆布、三男妻の逆転勝訴確定 遺言真贋訴訟京都の人気かばん店「一澤帆布工業」の株所有をめぐり、兄弟間で対立する原因となった先代の遺言書の真贋をめぐる訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は23日、長男と四男に会社の株を相続させるとした遺言書を真正と認めなかった二審判決を支持、長男らの上告を退ける決定をした。 この遺言書を偽造と訴えていた三男の妻が逆転勝訴した二審大阪高裁判決が確定した。 三男自身が起こした同様の訴訟は、三男の敗訴が最高裁で2004年に確定しており、今回は逆の判断となった。 二審判決によると、遺言書とされる2通のうち訴訟対象となった00年作成の1通には、会社の株を長男と四男に相続させると記されていたが、同判決は「内容は不自然で不合理」と判断、本物と認めなかった。三男が取締役を解任された05年の臨時株主総会の決議も取り消した。 三男は06年、新会社を設立し、通りをはさんで新店舗をオープン。長男らも旧店舗で営業を再開している。 【共同通信】 |
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