日本列島は20日、南風で暖かい空気が流れ込んだことなどから、九州や北陸を中心に気温がぐんぐん上がり、熊本県の菊池で35・7度、大分県の玖珠で35・0度と、今年初めて気温35度以上の「猛暑日」を記録した。昨年の猛暑日初日は7月3日。
ビアガーデンで乾杯する人たち=20日午後、福岡市中央区
気象庁によると、梅雨前線が勢力を弱めたため、九州や日本海側を中心に日差しが強かったのも原因。菊池や石川県の小松(34・7度)、島根県の海士(31・0度)など3県の計5地点の最高気温は、6月として観測史上最高(過去タイ記録含む)となった。
気象庁の観測によると、富山市の富山空港34・7度、福岡県の久留米と長崎県の島原34・4度など、猛暑日一歩手前の厳しい暑さとなった所もあった。
同庁によると、向こう1週間は梅雨前線の影響でほぼ全国的に曇りや雨のぐずついた空模様となるが、気温は沖縄・奄美を除き高めの予想となっている。(共同)
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