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韓国5万ウォン札の流通始まる 36年ぶり最高額紙幣

2009年6月23日19時5分

写真:韓国の5万ウォン札(おもて)=韓国銀行提供韓国の5万ウォン札(おもて)=韓国銀行提供

写真:5万ウォン札を手に笑顔をみせる男性=ソウル、稲田写す5万ウォン札を手に笑顔をみせる男性=ソウル、稲田写す

写真:5万ウォン札を手に喜ぶ女性。早朝から並んだという=ソウル、稲田写す5万ウォン札を手に喜ぶ女性。早朝から並んだという=ソウル、稲田写す

 【ソウル=稲田清英】韓国で23日、新紙幣5万ウォン(約3800円)札の流通が始まった。73年の1万ウォン(約750円)札発行以来、36年ぶりの最高額紙幣の登場。この間物価は12倍以上になり、紙幣の額面と経済実態が合わなくなっていた。日本人観光客らも使う機会が多くなりそうだ。

 5万ウォン札は現1万ウォン札より横幅が6ミリ長い。黄色を基調とし、肖像には朝鮮時代の女性芸術家、申師任堂(シン・サイムダン)が描かれている。中央銀行の韓国銀行や金融機関には、新札を手に入れようと朝から多くの市民が訪れた。

 もともと10万ウォン札の発行も予定していたが、図案をめぐる論争などから中止になった。

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