2009年6月23日 22時0分更新
新見市の国の天然記念物になっている湿原で、地元の中学生が生息する植物などについて学びました。
新見市哲西町の国の天然記念物「鯉が窪湿原」は標高550メートルの場所にあり希少な植物が多くあることで知られています。
23日は地元、哲西中学校の生徒およそ80人が環境学習の一環として、湿原を守る会のメンバーのアドバイスを受けながら植物の調査や観察を行いました。
湿原ではこの時期花が咲く、紫色の「ノハナショウブ」や茎の長さが80センチほどの黄色の「ハンカイソウ」などが見られました。生徒たちは湿原を守る会の人たちから、ササやカヤが生えると水分が吸い取られて湿地が枯れてしまうことや木を切りすぎると植物が減ってしまうことなどの説明を受けていました。
参加した生徒は「大事な地域の宝としてみんなで守り続けたい」と話していました。