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セブンイレブン、廃棄分の原価15%負担 年100億円

2009年6月23日16時49分

 コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパンは23日、加盟店が全額負担してきた弁当などの廃棄分の原価について、7月から15%を本部が負担すると発表した。本部の年間の負担額は約100億円の見込み。

 セブン―イレブンは前日の22日に、加盟店に値引きをしないよう強制したとして公正取引委員会から独占禁止法違反で排除措置命令を受けたばかり。井阪隆一社長は23日の記者会見で、「廃棄することを怖がり、加盟店が萎縮(いしゅく)した気持ちになることを懸念した」と説明。加盟店支援の姿勢を強く打ち出して負担感を和らげ、値引きの広がりを抑える狙いもありそうだ。

 全店舗を対象にした本部による廃棄原価の負担はコンビニ業界では初めてとみられ、他社にも影響を与えそうだ。

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