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【静岡】

静岡空港 初の国際線欠航 韓国人旅行客170人が缶詰め

2009年6月23日

『ホテル代を』4時間交渉

ソウル便の欠航決定後も空港内に残り続ける利用客たち=22日午後9時24分、静岡空港で

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 濃霧などによる視界不良でソウル行きの2便が欠航した静岡空港(島田市、牧之原市)で22日夜、出国手続きを済ませた韓国人旅行客約170人が、ホテル代などの補償を航空会社に求め、約4時間にわたり空港内で交渉する騒ぎがあった。同空港で国際線が欠航したのは初めて。

 国土交通省航空局は「出国手続きを済ませた乗客による、このような騒ぎは聞いたことがない」としている。

 静岡発ソウル行きの定刻は、大韓航空が午前11時45分、アシアナ航空が午後零時45分。両社によると、視界不良などで静岡空港への到着便が中部国際空港に着陸。静岡に機体搬送を試みたが着陸できず、いずれも同日午後5時ごろ欠航を決めた。

 約1時間の入国手続き後、日本人客らはほかの空港に向かうか帰宅したが、韓国へ帰国する乗客が欠航判断の遅さを指摘し、補償を求めて搭乗待合エリアで交渉した。空港ビルからの退出は受け入れ、同日午後9時40分ごろ、航空会社が用意したバスに乗り込んだ。

 空港ビルの閉館は午後8時半。空港ビルに事実上、半日にわたり“缶詰め”状態の旅行客は一様に疲れた表情だった。ソウルから観光旅行に来た会社員ヤン・チェグイさん(36)は「このぐらいの天候で飛ばないのはおかしい」と憤り、父親の旅行の付き添いの40代の韓国人女性は「計器着陸装置(ILS)があればよかった。完全でない空港で開港したのはおかしい」と話した。

 

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