50周年イベントへ向け闘魂を注入するアントニオ猪木氏=都内のホテル
IGFのアントニオ猪木社長(66)が22日、都内で会見し、三沢さんを悼んだ。
三沢さんと同じく、創業社長兼エースだっただけに「どうしても練習がおろそかになっていた。人前では『絶好調、最高』と言うけど、当時の映像を見たら、あまり健康そうじゃなかった」と激務を証言。「本人はどういう思いか分からないし、残されたご家族のこともある。不謹慎と怒られるかもしれない」と断った上で「男にとっては最高の場所で旅立てたのかな、とも思う」と、試合中の事故による急逝を振り返った。
また、三沢さんの死を機に、新日本、全日本、ノアが設立に向けて動き出している統一コミッションについては「何か試みた方がいい」と評価した。もっとも、自らの関与については「若い人たちが知恵を出し合ってやればいい」と否定的だった。