2009年6月23日
阿蘇市教委は17日、市内の小中学校15校に対し、7月1日から学校敷地内を禁煙、禁酒とするよう通知した。運動会などでは敷地内に保護者用の喫煙場所を用意していたが、今後は校舎内だけでなくグラウンドも禁煙とし、訪問者は校外で喫煙してもらう。運動会の応援に来て敷地内で飲酒する大人への批判も寄せられており、今後は禁酒も徹底しマナー向上に取り組む。
県教委では「天草、宇土、水俣の各市で学校内を全面禁煙としているが、禁酒は初めて聞いた」と話している。
日本小児科連絡協議会が全国の都道府県を調査した結果、熊本県は学校敷地内の禁煙率が18.4%で、都道府県別で全国最下位だったことから、禁煙を徹底させることにしたという。禁煙率の全国平均は65.3%だが、95%以上の県もある。同協議会委員で国立成育医療センター(東京)の原田正平医師は「学校任せではなく、教育委員会が禁煙のため指導力を発揮してほしい」と話した。
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