☆ね年…首を万巻の中に埋めて読書すれど実用をなさず。論より実へ
☆うし年…人を待てど来らず、気を長くして静座せよ。夜間に入りて吉転せん
☆とら年…人生奇遇多し。思わぬ友人来りて援助あり
☆う年…山寺に宿りて渓水を飲む。日頃の妄想を払って新規に進め
☆たつ年…腐草より蛍光が出づる。棄てるものより有用なものあるを発見
☆み年…偉そうに簡単に宣言せぬこと。言葉は控えめにして信用あり
☆うま年…自分の気付かない自己がある。その自己は天地に通じている
☆ひつじ年…与えることの多いほど人生は豊かとなる
☆さる年…心清ければ軽率なる言なし。大いに発展すべし
☆とり年…高く山頂に登り、声高らかに吟ず。これ泰平なる吉日ならんや
☆いぬ年…口をもって自分の行いを誇れば、人に侮られやすし。要注意
☆い年…米の飯に鯛の魚。いずこへ行きてもご馳走あれど、度を越さぬように
(松雲庵主)