Webシステムの前に、もう一度、VB6と.NETとSQLについて
「VB6か.NETか」というのはずいぶん盛り上がりました(他の理由もあったようですが)。
こちらは、
それより過激に書いたつもりなのですが、あまり反論がなくって残念。炎上するかと身構えていたもので。逆にはてなのブックマークは伸びているから、サイレントマジョリティには……ということか?
VB6は叩きやすいんでしょうかね。「VB6か.NETか」の議論は「おめーたちVB6ぐらいしかできねーのか? .NETもできねーのか?」というような嫌な雰囲気を感じた。「弱い者たちが夕暮れ、さらに弱い者を叩く」って感じだと思う。なんだか寂しいね。
コメントで報酬について聞かれたけれど、わたしはPGとしてもSEとしても、そこそこやってきましたよ。そりゃーもう、フリーランサーで適当にやってる方が楽ですし、はるかに儲かりますよ。どんだけ社長として下手糞なのかと思いますけれど、常識を外していることを承知の上で、5年も6年も持たせる(周りのお陰ですけどね)だけでも大変なのです。
叩くなら強いもの、挑むならデカイものって思っていて、折れないため、引かないために起業したので、苦しむのは仕方がない。そして、叩きにいくのですから軋轢は生まれます。
わたしも、仲良くやりたいと、楽しくやりたいと思っていますから、軋轢は避けたいです。しかし、わたしが思い描く成功ラインとあまりに違うと、わたしにとっては、仲良くするために、楽しくするために、分かっていながら成功ラインを下げることになる。つまり、「耐震偽装とどこが違うのか?」「食品偽装とどこが違うのか?」と1人で苦しまないといけないのです。
軋轢を生んだら、結局うまくいかないから折れた方がよいかもしれません。しかし、それではいつまでたっても何も変わらない。だから、少々軋轢を生んでも、更に強いものを叩きにいきます。
そんなにウブでも純粋でもない汚れきった腹黒いオヤジですけれど、「いつまでも少年の心を忘れない」ってやつかな。尾崎豊を聞いて、「青臭せー」って思うけれど、それよりリアルに青臭いことをやってるな~って自分でも思っています。
やってることは中小零細企業ですけども、心意気だけはベンチャーです。
ともかく、上流技術者はまさしく上流にいるわけで、彼らのレベルが全体のマックスのレベルになる。彼らが思いつかないことはできないのです。
(何度も言ってるけど、上流、下流というわけ方がおかしいが現実なので)上流技術者がVB6か、.NETか、Javaか、それぞれを熟知しているかなんてのは差が出ないのです(どれか1つすら経験がなく、COBOLだけというのは困るけどね)。顧客の保守体制や過去のしがらみを考慮して決めて、開発時点ではできる人(下流技術者ね)を呼んできたら済む話です。開発言語が原因で顧客に提供するものに差が出るなら、下流の技術者のレベルに問題があり、その技術者をアサインしたということにおいて、上流技術者やPMに最終責任があるでしょう。
上流技術者が重要なのはグランドデザインを作ること。グランドデザインに差が出るのはSQLが十分に分かっているかと、リッチクライアントを選ぶか、ブラウザ(WEBシステム)を選ぶかぐらいじゃないかな(業務システムの話をしていますので、他のシステムの話は持ち込まないでね)。
これらの内容は上流の判断によって、顧客に対する最終的な成果物に明らかに違いが出ます。
Webもマシにはなってきたけれど、その努力ってホントに無駄よね~。ってことで次回はWebシステムについて。
インドリ 2009年6月22日 (月) 17:03
>上流技術者がVB6か、.NETか、Javaか、それぞれを熟知しているかなんてのは差が出ないのです
概ね同意なのですが、ここはちょっと違うと思います。
不完全オブジェクト指向言語VB6しか知らない上流技術者はオブジェクト指向分析/設計に秀でていないので下請けとなるこちから側としては大変困ります。
私はたまに既存システムの改良などでVB6を使いますが、やっぱりVB6とVB.NETではオブジェクト指向度が全然違います。