サッカーJリーグ2部(J2)のファジアーノ岡山を支援する募金活動が始まった。市民チームとしての財政基盤の強化はもちろん、支援することで「わがチーム」意識も高まるだろう。
先日、横浜市であった対横浜FC戦を見に行った。サッカー界をリードしてきた三浦知良選手が所属するチームだ。試合前、三浦選手がファジアーノの選手一人一人に握手を求めていた。大物選手が率先して新参チーム選手に敬意を表す姿は意外だった。
スタンドには、ファジアーノ応援の人々が大勢詰めかけ、ホームチームに引けを取らない声援を繰り広げた。岡山から駆けつけたファンのほか、出身者や勤務経験者など岡山ゆかりの首都圏在住者らだ。
岡山県、岡山市の東京事務所や県人会関係者らが声を掛け合い集まった。選手と手をつないで入場するエスコートキッズとして、岡山関係者の子ども20人も参加した。
ファジアーノや、女子サッカーの岡山湯郷ベル、女子バレーボールの岡山シーガルズの試合が各地で見られるようになった。首都圏では、これらチームを応援する「岡山スポーツ・サポーターズクラブ」も組織され、盛り上がりつつある。
わがチームを持つ意義は、地元だけにとどまらない。遠きにありてふるさとを思う気持ちも、奮い起こしてくれる。