巨人戦ダフ屋容疑は「江川」「吉村」…

　プロ野球の巨人ファンクラブに偽名で登録し、入場券を転売目的で購入したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は２２日までに、埼玉県迷惑防止条例違反（ダフ屋行為）の疑いで同県深谷市の古物商木暮出（こぐれ・いずる）容疑者（３７）ら２人を逮捕した。木暮容疑者らは昨年１月から、「江川」「吉村」ら名選手の名字などを使って、公式ファンクラブ「クラブＧ―Ｐｏ」に会員として約１００人分を登録。会員特典の入場券先行販売で計１６６枚を購入し、ネットオークションなどで転売して約５０万円の利益を上げていた。

　逮捕容疑は昨年３月から今年３月までの計４回、深谷市内のコンビニで、巨人戦入場券計５０枚（約１１万円相当）を転売目的で購入した疑い。「阪神のファンクラブでも偽名で登録し、転売をしていた」と供述していることから、生特隊は裏付け捜査を進めている。「川崎」「谷繁」などの偽の名字も使っていたという。

[ 2009年06月23日 ]