鼠先輩ラストライブ　「紅白で締めくくれれば」

　連続ヒットに恵まれなかったことなどを理由に、芸能界からの引退を表明した歌手鼠先輩（３６）が２１日、東京・渋谷ｄｕｏでラストライブを開いた。

　昨年６月に「六本木〜ＧＩＲＯＰＰＯＮ」でデビュー。同曲は１０万枚のヒットになったが、それ以後の曲が低迷したことなどから、「２０００円札みたいになりたくない」と引退を決意した。

　ラストライブにはファン３００人が集まった。引退を惜しむ声援の中、鼠先輩は「辞めないでという声もいただきましたが、僕の意志は固い。１年間、かわいがってくれてありがとう！」とさばさばとしたようすであいさつ。デビュー曲など７曲で完全燃焼した。

　今年いっぱいは営業活動などを続けるといい、「紅白で締めくくれれば」と色気も見せていた。