岡山放送局

2009年6月22日 20時40分更新

子どもの学力向上意見交換


子どもたちの学力をどう高めていくかについて話し合う県の委員会が開かれ、学校だけでなく地域や家庭が連携して学力の向上を図るべきだといった意見が出されました。

この委員会は、岡山県が去年から開いているもので、22日は小中学校・高校などの教師に民間から選ばれた委員も含めて、あわせておよそ20人が出席しました。

そして、まず、去年行われた全国学力テストで、県内の小中学生の平均正答率が2教科とも全国平均を下回り、特に、自主的に学習する習慣を持つ子どもの割合が全国平均より低かったことが報告されました。

これに対して、委員からは、子どもたちが何のために勉強をするか目的意識や想像力が低く、学力を向上させるためは学校だけではなく、地域や家庭でも学習の意味や楽しさを伝える必要があるのではないかといった意見が出されました。

その上で、特に性格が形成される幼児期に家庭で学習を習慣づけることが大切で、そのために親どうしが教育について相談しあえる場を設けるべきだといった意見が出されていました。

委員会では、今年度中に県に対する提言をまとめることにしています。