プロとしての自覚とは
カテゴリ: 専門学校授業 2009/6/5 金曜日 13:29:10
授業でいつものようにコラムを読みました。
今回のコラムは「契約の確立」です。
――――――――――――――――――――
○契約の確立○
ひとの第一印象は0.6秒で決まると言われている。
初対面のひとと会うときは特に身だしなみや態度が重要なポイントになる。
営業職のA君は、仕事はバリバリとこなすのだが、最後の詰めが甘いのか契約成立までいかない。
思い悩んで先輩のSさんに尋ねたところ、ニコニコと笑いながら教えてくれた。
「似たような商品を二人が持ってきたら、君ならどっちと契約する?身だしなみが清潔で、適度な笑みがあるほうを取るんじゃないかな。頭がボサボサで表情が硬かったらそれだけで契約の確立はグッと下がるよ」
人から言われて初めて自分の無愛想な姿が思い浮かんできたのだった。
人と会うことが第一の仕事である営業マンとして、その自覚が足りなかったことに恥ずかしさを覚えた。
清潔感を保つことはもちろん、必要であれば笑顔を作ることもプロとしての姿勢だ。
――――――――――――――――――――
○青山独り言○
実は、先日、本当にびっくりした出来事がありました。
打ち合わせをしたいということで、無理矢理にスケジュールを決められ、出張に行くほんの少しの時間を割いて出かけました。
すると、初対面にも関わらず、名刺は「忘れたんで~。すいませんね」と一言。
格好も、仕事の打ち合わせなのにスーツじゃないんです。頭も今流行のツンツンに立てて、格好いいと思っているんだろうなと見ていました。
打ち合わせでも「実は仕事はお願いしたいんですけど、まだ上からOKをもらえていなくて。自分の伝え方が悪いようなんですけど、やりたいことはあるんですよね」
???
仕事の依頼ではなく、なんと、上からウンと言わせる為の作戦会議に呼ばれたのだ。
それも、プレゼンが迫っているということで、向こうの都合で・・・。
スーツでもなく、名刺も忘れ、挙句の果てに喫茶店で、相手は先に座っていたようで珈琲を飲んでいたが、私に「何か飲み物でも」の一言もなかった。
結局、お水(セルフサービスなので、お水すらありませんでした)も飲めませんでした。
打ち合わせだけでそのひとがどのようなひとか。どのような姿勢で仕事をしているのかがよくわわかりました。
若い方でしたが、社会人として失格です。
また、決して「申し訳ございませんでした」という一言を言わない方なのです。
何がダメで困っているのかと言うことを必死に説明しても「ですからー、僕が言いたいのはー」と、話しのこしを折ってきます。
髪型、服装、名刺忘れ、飲み物の気遣いがない、打ち合わせではなく相談、謝らない
ある意味すごいひとです。
講演のネタがひとつできました!