【社会】車内に被害者の血 米原女性殺害、DNAが一致2009年6月22日 朝刊
滋賀県米原市の市道脇にある汚泥タンクで、同県長浜市今川町の派遣社員小川典子さん(28)の遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで逮捕された米原市坂口、会社員森田繁成容疑者(40)の自家用自動車を県警捜査本部が押収して調べたところ、車内から血痕が見つかり、小川さんのDNAと一致することが21日分かった。 車のフロントガラスには内側からできたひびがあり、捜査本部は、森田容疑者が車内で小川さんに暴行を加えた後、タンクに投げ込んだ可能性が高いとみている。 捜査関係者によると、小川さんは後頭部を執拗(しつよう)に殴られ、大量に出血していたとみられる。タンク内からは片側がくぎ抜きになっている金づちが見つかっている。捜査本部は、この金づちが凶器となった可能性もあるとみて、小川さんに対する殺意や殺害の計画性について森田容疑者を追及している。 森田容疑者は取り調べに対し、雑談には応じるものの、容疑については否認を続けているという。
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