山形のニュース

飲酒運転容疑で逮捕 警部補を懲戒免職 山形県警

 酒を飲んで運転し、事故を起こした疑いで逮捕された山形県警警備2課の警部補伊藤一洋容疑者(40)について、山形県警は19日、懲戒免職にしたと発表した。監督責任があるとして上司の警視(55)も、本部長訓戒の処分にした。

 県警監察課によると伊藤容疑者は5月30日午前1時35分ごろ、酒に酔った状態で乗用車を運転、山形市門伝の国道458号で橋の欄干に衝突する事故を起こした疑い。

 県警によると、伊藤容疑者は市内の飲食店で同僚と酒を飲んだ後、県警本部近くの駐車場から乗用車を運転。事故後、携帯電話で家族に車で現場に来るよう連絡し、事故車を移動させるためのロープを取りに自宅まで運転したという。

 伊藤容疑者は「自分の運転は大丈夫だと思った。県民や同僚に迷惑を掛け、本当に申し訳ない」と話したという。

 山形県警では昨年4月にも現職の警部補が酒飲み運転容疑で逮捕されており、朝烏博之首席監察官は「警察に対する県民の信頼を失墜させ、誠に遺憾。職務倫理教育を徹底させ、再発防止に努める」と語った。

 山形地検は19日、道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告)の罪で伊藤容疑者を起訴した。


2009年06月20日土曜日

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