コントナンバー１を決める「オロナミンＣ キングオブコント２００９」東京１回戦が２０日、東京・渋谷のＴＥＰＣＯホールで開幕し、６９組が出場。大ブレーク中のはんにゃら１４組が２回戦へ進出した。学ラン姿でのじゃんけんネタで勝ち上がったはんにゃは、２回戦で敗退した昨年の汚名を返上すべく、準決勝進出を最低目標に設定。失敗した場合、人気のへたれコントを当面封印し、漫才で出直しすると宣言した。
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すべてを失う覚悟を決めた！？はんにゃが、今大会の準決勝を逃せば、ブレークのきっかけとなった学ラン、胴着などで演じるへたれコントを封印すると公約した。
へなちょこな表情と動きが人気で、吉本男前２位でもある金田哲（２３）は「テレビでも（しばらく）コントを封印する。（レギュラーの爆笑）レッドシアター側にも話す」と不退転の決意を表明。相方・川島章良（２７）が「やばい」と慌てるのも制した。
準決勝は、昨年２１４６組中、６８組しか進めなかった狭き門。２人は２回戦止まりだった上、今年は、予選に３回戦も追加された。人気者になった今、本来は危険な賭けをする必要はない。前日は午前３時すぎまで生番組に出演。この日も生放送と劇場での仕事をこなし、午後１時すぎに１回戦出場。２分間のネタ後、劇場にトンボ返りした超多忙コンビは、それでも勝負する。
金田は、睡眠１時間の赤い目で「（ダメなら）ＮＳＣ時代にやっていた“ソルジャー漫才”に戻します」と明言。人気を失うリスクを背負っても、川島がネタを飛ばすなど、悪夢を見た時代に戻って出直すという。
「あまり（表に）出てないけど、ものすごく燃えてる」。金田が大会への熱い思いを明かすと、川島もうなずいた。昨年の成績に関係なく、５月の大会開催発表会に呼ばれ「ちょっと恥ずかしかった」（金田）。“人気コンビ”よりも“面白いコンビ”が最高の褒め言葉。退路を断ったはんにゃが、実力で名前をアピールする時が来た。