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Apes! Not Monkeys! はてな別館

2009-06-18

[]「話が違う」? たしかに・・・

ni0615 さんからの情報提供です。

「台湾は日本の生命線!」というブログによれば、第2回の「公共放送のあり方を考える議員の会」総会において安倍元首相と総務省・流通行政局長の間に次のようなやりとりがあったそうです。

そこで安倍氏は「NHKは柯徳三さん(番組の被取材者)たちに質問をし、日本を好意的に捉えた証言部分を全部カットしている。このような事案を除外すれば問題だ。編集が問題なのでは」と追及すると、局長は予想外の発言に出た。


―――番組が取材を受けた人の期待通りにならなくても、直ちに番組準則の違反とはならない。最高裁の判決もある。


この判決とはNHKが「女性国際戦犯法廷」を報じた番組により主要部分が大幅にカットされたため、「期待権を侵害された」とする主催者の訴えを退けたもの。しかし「JAPANデビュー」で問題となっているのは、被取材者の感情を裏切ったかに等しい恣意的な編集である。


安倍氏は「話が違う」と一蹴。局長は沈黙した。

(http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-791.html)

私はもちろんこのやりとりを直接目撃しているわけではありませんが、安倍元首相に好意的な立場からの報告ですから元首相に不利なかたちで歪曲されていることは考えにくいですし、仮にこのようなやりとりが実は存在しなかったとしても、現に「NHKは柯徳三さん(番組の被取材者)たちに質問をし、日本を好意的に捉えた証言部分を全部カットしている」といった趣旨のクレームは付けられているわけなので、以下ではひとまずこのようなやりとりがあったことを前提としてはなしを進めます。

総務省局長が言及している「最高裁判決」とは、もちろんVAWW-NETがNHK他を訴え、最高裁で敗訴した件を指しています(判決文はこちら)。「台湾は日本の生命線!」は「しかし「JAPANデビュー」で問題となっているのは、被取材者の感情を裏切ったかに等しい恣意的な編集である」としていますが、ではETV2001シリーズ「戦争をどう裁くか」第2弾、「問われる戦時性暴力」をめぐってはなにが「問題」になったのでしょうか。VAWW-NET側の主張は次の通りです(強調は引用者。文中半角のカギカッコを全角に改めた)。

(・・・)ところが、ETV2001シリーズ「戦争をどう裁くか」(1月29 日―2月1日)の第2夜の1月30日に「問われる戦時性暴力」というタイトルで放送 された番組は「女性国際戦犯法廷の過程をつぶさに追い、半世紀前の戦時性暴力が世界の専門家によってどのように裁かれたるのかを見届ける」という企画案とは似ても 似つかぬ内容になっていました。


「法廷」についての部分は異常に短く、「法廷」のフルネームも、「日本軍」や「性奴隷制」などのキーワードも、「法廷」会場内の光景も、主催団体も、主催者の発言も一切ないばかりか、「法廷」の「法廷」たるゆえんであり、シリーズ全体のテーマ「戦争をどう裁くか」の核心でもある判決についても、一言もふれなかったのです。そして、出演者たちの「法廷」を少しでも評価する発言は全部削られていました。


被害者証言も あまりにも短く、加害兵士の証言は全面カットでした。その一方で、司会者が「法廷』についてわざわざ懐疑的なコメントをし、さらに、右翼学者に「法廷」批判と「慰安婦」 についての暴言(売春婦だとか、証言に裏づけがないとか)を延々としゃべらせたのです。 番組の中で「法廷」に対する批判的見解を紹介するのは自由ですが、批判の対象である「法廷」についてまともに紹介もせず、主催者(*)の松井やよりの長時間のインタビューも全面カットで一言も発言させないという一方的な番組は、公正中立には程遠いものです。そして、「慰安婦の強制連行はなく、売春婦である」という右翼学者の発言に反論もさせないのでは、NHKがその見解を支持していることになり、国連など国際社会の「慰安婦」制度についての共通見解を無視していることになります。


番組は「法廷」についてカットした分を、「慰安婦」制度の責任者処罰という「法廷」 の趣旨とは関係ない「慰安婦」損害賠償請求訴訟やアジア国民基金の紹介や前日放送した画面を繰り返して流すことで時間を費やし、それでも埋め合わせられなくて、予定の44分番組を4分間短くするというまさに前代未聞の異様な改ざん番組でした。

(http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/etv2001.html#article3)

そして最高裁判決でも次のような事実が認定されています(強調は引用者)。

そこで,Lは,上記試写に参加したF,G,C,I及びJらに対し,「法廷との距離が近すぎる。」,「企画意図と違う。」,「修正不能」などと述べた。このため,同人らは,資料映像を用いて戦後補償裁判などの歴史的経緯の説明を行うこと,海外の報道機関による反響を紹介すること,死者を裁くことや弁護人が無いこと等の問題点をアナウンサーのコメントで補うことなどを確認し,さらに,Bに対するインタビューを削除し,昭和天皇有罪の審理結果発表の場面をナレーションに変更するなどの編集を行ったが,同月24日に行われた試写において,Lは,上記同様の理由から更に番組の内容を変更するよう求めた。

(・・・)

なお,本件女性法廷の主催団体については,当初は上記イのとおり原告等であることが示されていたが,この仮編集の段階までには「日本とアジアの女性のNGO」とされた

(・・・)

同年1月29日,O,M,P,L,F及びGの立会いの下,上記仮編集版の試写が行われた。試写後,Pは,Fに対し,①本件女性法廷において日本国と昭和天皇に責任があるとした部分を全部削除すること,②スタジオ発言で本件女性法廷をラッセル法廷に匹敵するかのように積極的に評価している部分を削除すること,③海外メディアの反応から日本政府の責任に言及した部分を削除すること,④日本政府の責任に言及したその余の部分も削除すること,⑤本件女性法廷に反対する立場のQ教授に対するインタビューを更に追加することなどを指示し,上記指示に基づき台本の修正及び本編集が行われ,さらに,その後,M及びOの指示に基づき,元慰安婦らの証言場面の一部と加害兵士の証言場面等が削除されたため,最終的に完成し,放送された本件番組は約40分のものとなった。

このような強引な再編集の背景として、判決は次のような事実を認定しています。

キこの間の同年1月25日,Y 1の平成13年度予算案が総務大臣に提出された。Y1においては,この少し前から,総合企画室の担当者らにおいて,与党3党所属の国会議員の一部に対して個別に予算説明を行っていたが,その中で,本件番組について,4夜連続で本件女性法廷をドキュメントで放送する番組である旨のうわさが流れていることが判明した。そして,同月29日にO及びPらがR内閣官房副長官と面会した際に,Oが,本件番組について,本件女性法廷は素材の一つであり,4夜連続のドキュメンタリー番組ではないと説明をしたところ,同副長官は,従軍慰安婦問題について持論を展開した上,Y1がとりわけ求められている公正中立の立場で報道すべきではないかと指摘した。

番組が放送された2001年の1月に内閣官房副長官だったのは・・・そう、他ならぬ安倍晋三元首相です。

さらに最高裁判決は次のような事実も認定しています。

ウこれを本件についてみると,上記事実関係等によれば,本件番組の取材に当たったY3の担当者は,原告に対し,①本件提案票の写しを交付し,②本件番組は,ドキュメンタリーと対談とで構成され,本件女性法廷が何を裁くかということや本件女性法廷の様子をありのままに視聴者に伝える番組になると説明し,③昭和天皇についての判決がされれば,判決の内容として放映すべきであると述べ,④本件女性法廷の全部及びその準備活動等その開催に向けた一連の活動について取材,撮影したいと申し入れ,⑤実際に,原告の運営委員会の傍聴や撮影,Bに対するインタビュー,本件女性法廷の会場の下見への同行,リハーサルの撮影を行い,本件女性法廷の開催当日,他の報道機関が2階席からの取材,撮影しか許されなかったのに対し,1階においても取材,撮影することが許され,本件女性法廷の一部始終を撮影したというのである。

高裁判決ではこうした経緯が「取材者の言動等により取材対象者がそのような期待を抱くのもやむを得ない特段の事情」として認められ、原告勝訴となりました。最高裁はこのような事情をもってしても「原告の主張する本件番組の内容についての期待,信頼が法的保護の対象となるものとすることはできず」として、原告敗訴の判決を導いたわけです。

さて、こうした最高裁の判断を「JAPANデビュー」の事例に当てはめてみましょう。仮に制作サイドが柯徳三さんに対して「日本の台湾統治の功績を知らしめる番組をつくる」と説明し「提案票*1の写し」に類するものを提示し、にもかかわらず現に放送されたような番組になったという場合ですら、柯徳三さんの「期待権」は法的な保護に値するものとはならない、ということになります。最高裁判決は法的保護に値する「期待権」について次のような高いハードルを科しています。

もっとも,取材対象者は,取材担当者から取材の目的,趣旨等に関する説明を受けて,その自由な判断で取材に応ずるかどうかの意思決定をするものであるから,取材対象者が抱いた上記のような期待,信頼がどのような場合でもおよそ法的保護の対象とはなり得ないということもできない。すなわち,当該取材に応ずることにより必然的に取材対象者に格段の負担が生ずる場合において,取材担当者が,そのことを認識した上で,取材対象者に対し,取材で得た素材について,必ず一定の内容,方法により番組中で取り上げる旨説明し,その説明が客観的に見ても取材対象者に取材に応ずるという意思決定をさせる原因となるようなものであったときは,取材対象者が同人に対する取材で得られた素材が上記一定の内容,方法で当該番組において取り上げられるものと期待し,信頼したことが法律上保護される利益となり得るものというべきである。

柯徳三さんへの取材に際してはこのような事情が成立しているとの説得力ある主張はなされていませんし、そもそも「日本の台湾統治の功績を知らしめる番組をつくる」と説明したなどといったことも主張されていません。したがって、NHKは柯徳三さんの意向に沿うようにインタビュー素材を編集すべきだったと主張する人間は、なおさらVAWW-NETの意向をNHKは尊重すべきと主張するのでなければ筋が通りません。話が違う? ええ、確かに違いますね。今回のケースでは、かつて東京高裁がVAWW-NET勝訴の判決を出す根拠となった「特段の事情」すら成立していないようですから。

*1:最高裁判決によれば「番組の制作を決定する機関や部署に対していかなる番組を制作するかを提案するために,番組制作担当者が作成する文書」。

つうこうにんつうこうにん 2009/06/18 22:01 突如辞任という前科があっても、今なお政治生命にさしたる悪影響もなく生きながらえているということに、安倍氏の政治力(血縁関係やら集票(集金)能力やら周囲を動かす人心掌握術やらetc)が見えますね・・・それはともかく。

安倍氏(や、その取り巻き)がやっていることって、ピノチェトが軍事独裁政権でやってたことと、何か違うところでもあるんでしょうか。安倍氏が依って立つところの新自由主義では、例えば子ブッシュのように、国際人道法の規制をも潜り抜けてグアンタナモに強制収用なんて例もあることですから、槍玉に挙げられたNHK側の番組担当者は文字通り”消される”覚悟をしているかも、ですね。その延長上には、こうして駄コメ書いている私の運命もあるわけですけど。

言論の自由や表現の自由が無意味である世界は、実は現在日本で実現しているのかも。

ApemanApeman 2009/06/18 22:36 つうこうにんさん

いやまあ、さすがに「政治生命」にそれなりのダメージは受けたと思いますよ。なんといっても55年体制以降、いったん退陣した政治家が首相に返り咲いた例はないわけですし、いくらまだ若いからといってあの辞め方はそう簡単には忘れられないでしょう。また、安倍内閣は小泉政治に強く拘束されていたので彼の個人的なイデオロギーが「新自由主義」なのかどうかも、ちょっと注意が必要な点ではあろうかと思います。しかし

>言論の自由や表現の自由が無意味である世界は、実は現在日本で実現しているのかも。

という点はエロゲー規制問題で噴きあがった一部の方々にもちょっとはふまえてもらいたいですよね。まあこのイシューに関する限り、日本の右派は国際的には孤立しているのが救いではありますが。ともあれ、クレーマーを支持しない人間がたくさんいることをアピールすることがなによりですね。

ni0615ni0615 2009/06/19 03:46 とり急ぎ。
皆さんは桜チャンネルの大高未貴が、映画「靖国」の刈谷さんに、自分が書いた文書をカメラの前で読ませた事件を覚えていますか?
今回彼女は台湾で同様のことを行ったようです。チャンネル桜の最新のYOUTUBEを見ますと、柯徳三氏に自分が用意した「NHKへの抗議書」への書名捺印をさせ、「柯さんから抗議を受けては居ない」というNHKの回答はウソだった、とのキャンペーンを開始した模様です。
ビデオデマゴーグの力を甘く見てはいけないようです。

dj19dj19 2009/06/19 10:57 1/4【台湾取材レポート】パイワン族の真実−大高未貴の報告・前編[桜 H21/6/18]
http://www.youtube.com/watch?v=LMC-AxhqZ74

動画探してみましたが、また大高未貴ですかぁ。抗議文を自分達で書いておいて、あの手この手を使い署名させ「抗議している!」と問題化させる手法は映画靖国のときとまったく同じですね。

ni0615ni0615 2009/06/19 11:39 すみません。
>自分が用意した「NHKへの抗議書」
と私は書きましたが、画面で見た柯徳三さん署名の6/16という日付が確かなら、ファックスで送るよう約束を取り付けて、大高未貴らは日本に帰ってきたのかもしれません。いずれにしても、柯徳三氏はインタビューの中では、「NHKに抗議はしてない」と繰り返し言ってますので、「抗議書」は後から書くよう大高らが要請したものである可能性は高いでしょう。

なまえなまえ 2009/06/19 16:53 NHKに抗議したり台湾の人を使って芝居したり日本は世界一悪い国ですね。恥ずかしくて顔も上げられません。こんな国は移民を3000万人程入れて形のない混血国にしてしまいましょう。日本が不法に分捕った島

なんか欲しいだけ韓国、台湾、中国、ロシアに返して差し上げたい。さし当たって竹島、対馬、尖閣、北方4島、沖縄ですね。又、日本の世界一罪業深い歴史は教科書に載せてしっかりと児童の脳に焼き付けてやりた

い。刷り込みです。それと韓国、中国に永久に日本人全体で謝罪をし続けましょう。朝鮮民主主義人民共和国にも侵略の謝罪と賠償をしなくてはなりません。今迄の利息と慰謝料も考慮して100兆円は差し上げたい。

同国が、平和の為の核やミサイルを持つ強勢大国になる様協力するべきです。(終わりに) 日本は世界で飛びぬけた軍事国家です。足りない予算を軍事費に毎年右肩上がりでつぎ込み、軍隊は戦争好きで常に他国を脅し、隙あらばまた植民地つくりを画策、役人は賄賂がないと仕事をしない。国民は平気で環境を汚し他国に迷惑をかけ放題。あー、書くのが悲しい位です。

ApemanApeman 2009/06/19 17:12 ni0615さん、dj19 さん

ちょっとまだ動画を見る時間がとれていないので改めて後ほどお返事しますが、とりあえずぬけぬけと

>自分が用意した「NHKへの抗議書」への書名捺印をさせ

なんてことができてしまうセンスに絶句しますね。

ApemanApeman 2009/06/19 17:13 なまえさん

とりあえずハンドルすら名乗れないあなたが一番恥ずかしいですね。

hirasan000hirasan000 2009/06/19 19:42 なまえさん、3000万人移民とかいう話は民主党の公約から読みとった者でしょうか?
もしかして「沖縄観光計画」を誤解されていません?

ni0615ni0615 2009/06/19 21:35 >>自分が用意した「NHKへの抗議書」への書名捺印をさせ
>なんてことができてしまうセンスに絶句しますね。
最初の5分間でぼろが見えていることに気が付きましたので、まずは一文を認めました。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1093079/

skywave1493skywave1493 2009/06/19 23:19 大高氏を始め右派芸人の方々って勝つためにはホントなんでもやるんですねぇ。KY安倍氏も含めて「美し
い日本」とか武士道といった普段自分達が称揚している筈の理念とかけ離れた行動を取っているようです
が自分達は日本の為に戦っている等と勘違いしてるんでしょうかね。こんな体たらくじゃあ「日本精神」
を称揚する李登輝氏もガックリくるんじゃないでしょうかwまあ李氏は自身の政治目的達成の為には割り
切ってるのかもしれませんけども。

ApemanApeman 2009/06/19 23:29 hirasan000さん

「誤解」などと上等なものではないですよ。どっかにあったコピペを鵜呑みにしているだけですよ。

ni0615さん、skywave1493さん

やってることの中身は「情報戦ごっこ」で稚拙極まりないわけですが、やっているメンツの中に元首相を含む国会議員がいますからねぇ。

yamashiroyamashiro 2009/06/20 10:17 元首相とはいえ下痢ピーで職務を投げ出すような脆弱偽右翼ですからねぇ。
存在自体がネガティブキャンペーンみたいな国辱を
なぜ右翼が放置しておくのか不思議です。
まぁ真正右翼からすれば安倍氏など下着に付着した糞くらいの認識なのかも知れませんが。

ApemanApeman 2009/06/20 11:00 安倍は結局のところ退陣の理由について筋の通った説明をしておらず、それはおそらくは政治生命を温存するためなのでしょうが、他方で病状についての揶揄を招くことになっているのでしょう。
しかし現実に多くのひとが苦しんでいる病気である(あった)可能性が否定できない限り、それをネタにするのは避けるべきだとおもます。

ni0615ni0615 2009/06/20 13:29 では宿病の話ではなくて言葉遣いのはなし。
「私は官房副長官の安倍晋三で、あります。」
なぜ、
「安倍晋三です。」
とスッキリ行かないのか?

これって軍隊言葉です。昔勤めていた神戸製鋼のせいではありません。

で私は、安倍晋三さんが若いときから「右巻き」「核武装主義者」だからかなあ、と疑いを持っていましたが、どうやらその性ではないらしいの「で、あります」。答えは「長州」にありました。「長州」が昔陸軍でえばっていたから、それが「軍隊言葉」になったの「で、あります」。

安倍晋三さんの地盤は長州「で、あります」から、「安倍晋三で、あります」といっても可笑しくないの「で、あります」。必ずしもえばる人だからではないの「で、あります」。

そういえば昔、宮本顕治さんもNHKの討論番組に登場すると、「で、あります」を連発していましたね。やはりこれも、宮本さんが長州出身だから「で、ありまして」、共産党が上意下達の軍隊組織だからという理由ではないの「で、あります」。

ni0615ni0615 2009/06/20 21:04 連投ごめんなさい。

2009年6月19日付けの永山英樹さんブログ
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-792.html
に資料として「台湾日日新報」記事画像が掲載されています。

永山さんは何も言及していませんが、とても不思議な言葉があります。『蕃公』という言葉です。

この『‥公』は、『エテ公』『ワン公』『ポリ公』とかと同じ使い方でしょうか?
それとも、『信長公』『秀吉公』『家康公』と同じ使い方でしょうか?
そして、『蕃公』とは一体誰のことを指すのでしょうか?

というわけで、「台湾日日新報」記事は、NHKタタキという永山さんの特殊なご都合から大いに離れて、1910年(明治43年)当時の台湾日本人の台湾原住民に対する「人種感覚」を映し出した、貴重な歴史資料ではないかと思った次第です。

永山さんが添付した記事の画像はイマイチ不鮮明なのですが、更に拡大して文章を是非読み取りたいと試みました。読者の皆様にも知恵をお貸しくださりたく、是非ご協力をお願いいたします。
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/2120.html

ApemanApeman 2009/06/21 11:06 ni0615さん

どうせならちゃんと記事の読めるような画像をアップしてくれればよかったんですけどねw
「▲蕃公の感じた事ども」の冒頭、「蕃公?が中中面白い」のうちの一字がどうにも読めません。
神戸大学図書館が昔の新聞の切り抜きをデジタルアーカイブにしていて、そのなかに台湾日日新報も含まれているらしいことがわかったのですが、どういうわけかいま現在サイトにアクセスできません。後でまた試してみます。

ni0615ni0615 2009/06/21 19:35 Apemanさん
情報ありがとうございました。ようやくアクセスできました。

神戸大学付属図書館デジタルアーカイブ情報より
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/sinbun/snlist/510l.html
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明治31(1898)年5月、「台湾新聞」「台湾日報」の2紙を合併して、台北に創刊された。合併は台湾総督府の主導によるもので、以後は総督府の機関紙的存在となり、総督府の府報などを附録としていた。漢族系住民への広報のために中国文ページが設けられていた。台湾では最大の部数を持つ新聞であった。
昭和19(1944)年4月、島内の日刊紙が統合され「台湾新報」となった。終戦後は漢族系スタッフが発行を継続し、「台湾新生報」に継承された。
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残念ながら上記アーカイブには。1910年のものは無いようです。

ApemanApeman 2009/06/21 19:41 ni0615さん

>残念ながら上記アーカイブには。1910年のものは無いようです。

1914年からなんですね。残念・・・。

「ワシ」ではない別人「ワシ」ではない別人 2009/06/21 23:06 削除なんて汚いマネするなよ。
別に明らかな誹謗中傷、アラシじゃないんだからちゃんと残して対応しろよ。

>ワシ。 2009/06/21 12:43
>おいおい、「ワシは嘘吐き」発言を撤回するのはいつなんだ??
> ワシ。 2009/06/21 12:46
>Apemanなぁ・・・、「南京事件」に関して言えば、お前は完全敗北したんだ。
>そしてワシはお前の無礼を一旦は許してやったんだ。
>なのにお前は又、話をむし返し、ワシを誹謗中傷した。

>ワシはそれがイカンと言ってるのだ。

>素直に謝れ!

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