岡山放送局

2009年6月21日 19時47分更新

飲酒運転の交通事故増加


岡山県内の飲酒運転による人身事故の件数が3年ぶりに前の年より増えたことが警察のまとめでわかりました。

県警察本部によりますと、県内でことしに入って5月までにおきた飲酒運転による人身事故の件数は41件で去年の同じ時期を4件上回っています。

県内では平成18年に福岡県で幼い子ども3人が亡くなる飲酒事故が起きて全国的に関心が高まったことなどを受けて飲酒運転による事故が減少傾向にありましたが、今年は3年ぶりに前の年より増えています。

飲酒運転による事故のうち、車による追突事故が17件と最も多く、41.5パーセントを占めています。

また、事故が起きるのは、深夜と早朝、そして午後6時から午後8時までの時間帯に発生する割合が高いということです。

飲酒運転を巡っては6月から道路交通法が一部改正され、酒気帯び運転の罰則がこれまでの免許停止から免許取り消しになるなど飲酒運転に対する罰則が強化されました。

警察では、県内で飲酒運転による事故が増えた理由として、一部のドライバーの中に飲酒運転に対する意識が低下している人がいるのではないかとしていて、今後、検問増やすなどして取り締まりを強化していくことにしています。