「名前を売るチャンス」とおどけたポーズで意気込む細川＝大阪市内の六島ジム
「最強後楽園・Ｓウエルター級準決勝」（７月３日、後楽園ホール）
ボクシングの日本Ｓウェルター級９位の細川貴之(24)＝六島＝が19日、７月３日の「最強後楽園」準決勝・同級２位チャールズ・ベラミー(27)＝八王子中屋＝戦に向けて、大阪市内の六島ジムで猛練習を行った。サンドバッグを４ラウンド連打し、直後にマスボクシングを６ラウンド。仕上げはサンドバッグ30秒連打６回に、10秒連打を20回。約40分間ひたすら手を出し続けた。
10秒連打20回目を終え、練習終了と思いきや「細川何やってんねん。あかん、もう一回や」と藤原トレーナーから鬼のダメ出し。地獄の“おかわり”をこなし息も絶え絶えだったが「（ＷＢＡ世界Ｓフライ級王者の）名城もこの練習で世界獲った。同じ練習やってるんだから、スタミナには自信ある。絶対（ベラミーより）自分の方が練習している」と胸を張った。
対戦相手のベラミーとは過去２戦し１敗１分けで「２回ともあと一歩の差。次は絶対負けられない」とリベンジへ闘志は十分。勝てば決勝、そして優勝すれば日本タイトルマッチが待っている。「３連勝すれば日本チャンピオン。いいモチベーションになる。絶対チャンピオンになります」と鼻息荒く王座奪取を宣言した。