カウス、脅迫犯へ不敵メッセージ「ぜひ来てください」…２５日吉本興業株主総会

会見で中田カウスに無理やり胸をもませる浅香光代

　お笑いコンビ「中田カウス・ボタン」のカウス（５９）が１９日、脅迫状の差出人「山本」へ、所属する吉本興業株主総会（２５日・大阪）への招待メッセージを送った。この日、東京・浅草公会堂で浅香光代（７８）らと浅草演芸祭（８月２１日）の開催会見に出席し「ぜひ来てください」と懇願。脅迫状の被害届は大阪府警南署に４日受理され、関係者によると、以降は「連絡はない」膠着（こうちゃく）状態。挑発文句を並べ「現れるのではないかと楽しみにしている」と自信満々に話した。

　「厚生年金会館（大阪・西区）へぜひ来てください」。カウスは目を細め、白い歯をこぼしながら「山本」へ余裕の宣戦布告をした。

　カウスは騒動後、「山本」を挑発するように公演で度々“脅迫状ネタ”を披露してきたが、この日もフルスロットル。浅香らと登場するなり「無事、東京に着きました」とニヤリ。「家にいれば脅迫状が届き、車に乗れば襲撃され、楽屋では相方に金を盗まれる」とエスカレートした被害妄想で報道陣を笑わせた。

　４月３日に自宅に届いた脅迫状。「山本」名義で「舞台に立てぬ様にしてやる」などと手書きで暴力的な言葉がつづられていた。同社は漫才師の前田五郎（６７）の筆跡に似ているとして、独自に専門家に鑑定を依頼。犯人身内説は大騒動を呼び、前田は活動休止に追い込まれた。被害届は今月４日に受理されたが、関係者によると以降、警察からは「連絡はない」とドタバタ劇の終焉（えん）は見えていない。

　会見では初対面となったミッチーが「芸名を変えました。私“吉本”光代でございます」などと異様なハイテンションで独演会状態に。マイクを強奪され、強引に胸をもまされたカウスはそこでも「これなら、襲撃された方がまし」と吐き捨てるように言って、またも笑いを誘った。

　破門した弟子のタレント・中田なおき（４３）について「親子の問題」と多くを語らなかったが、「山本」への挑発は止まらない。「山本さんが総会に現れるのではと楽しみにしている」と、会社の幹部が勢ぞろいする場での対決に不敵な笑みを浮かべる。老かいに披露し尽くした自虐のオンパレードが吉と出るか凶と出るか。総会は２５日に行われる。