「１６年」金へ！山本美優の長男がレスリング留学

１６年夏季五輪での金メダル獲得を目指して、今年９月からハンガリーにレスリング留学する、アルペン佐々木明と美憂夫妻の長男・アーセン君 Photo By 提供写真

　親子３代五輪へ、名門の切り札が旅立つ。バンクーバー五輪での活躍が期待されるアルペンスキーの佐々木明（２７＝ピージェイエム）とレスリング元世界女王の美憂夫人（３４）の長男、アーセン君（１２）が、今年９月からハンガリーにレスリング留学することになった。期間は３年間で、１２年に帰国予定。１６年夏季五輪で金メダル獲得を目指すという。

　壮大なプランには、実力の裏付けがある。幼少時から母の手ほどきでレスリングに親しんだアーセン君は、各年代のタイトルを総なめし、昨年の全国少年大会６６キロ級も制覇。中学１年で挑んだ先月の全国中学大会も、同階級で３位に入賞した。関係者はその素質を高く評価。０４年アテネ五輪グレコローマン５５キロ級金メダルのイストバン・マヨロシュらを輩出したハンガリーのスポーツ養成学校への留学は、日本レスリング協会の福田富昭会長の紹介によるものだ。

　アーセン（ＥＲＳＯＮ）の名は「世界の舞台で世界中の人が呼びやすいように」と母がつけた。祖父で日体大教授の山本郁栄氏（６４）は７２年ミュンヘン五輪に出場した元レスリング選手。現在の父・佐々木明は２度五輪に出場した。叔父はプロ格闘家の山本“ＫＩＤ”徳郁（３２＝ＫＲＡＺＹ　ＢＥＥ）、ハンドボール前日本代表の永島英明（３２＝大崎電気）の妻で現役復帰を宣言した元レスリング世界女王の山本聖子（２８）を叔母に持つ、超アスリート一家の秘蔵っ子。“神の孫”の可能性は無限だ。

[ 2009年06月20日 ]