検索オプション


ここから本文です

毎日世論調査 麻生内閣支持率下落19%…再び危険水域に

6月15日11時4分配信 毎日新聞

毎日世論調査 麻生内閣支持率下落19%…再び危険水域に
拡大写真
麻生内閣の支持率の推移
 毎日新聞が13、14日実施した全国世論調査で、麻生内閣の支持率が前回調査(5月16、17日)から5ポイント減の19%となり、再び政権維持の危険水域とされる1割台に下落した。日本郵政の西川善文社長の進退問題で鳩山邦夫前総務相を更迭した麻生太郎首相の判断については「評価しない」との回答が67%を占め、「評価する」は22%にとどまった。民主党の鳩山由紀夫代表とどちらが首相にふさわしいかの質問では「鳩山代表」が32%(前回34%)、「麻生首相」が15%(同21%)と差が広がった。

【関連記事】前回の毎日新聞世論調査:「首相に」鳩山氏34% 麻生氏21% 衆院選「民主勝利」56%

 内閣支持率は今年2月の調査で11%まで落ち込み、民主党の小沢一郎前代表の秘書が3月に逮捕され上昇に転じたが、民主党代表交代後の前回調査から再び下落傾向が続く。今回、不支持率は60%に達し、不支持の理由では「首相の指導力に期待できないから」が最多の39%を占めた。西川社長の進退を巡る政府内の混乱などが首相の指導力不足を印象づけ、内閣支持率を押し下げたとみられる。

 どちらが首相にふさわしいかでは「どちらもふさわしくない」が全体の46%を占めた。支持政党別にみると「麻生首相」と答えた人は自民支持層でも52%、公明支持層では32%にとどまった。「どちらもふさわしくない」が自民支持層の38%、公明支持層では55%と半数を超え、与党支持者の「麻生離れ」をうかがわせた。

 次期衆院選で自民党と民主党のどちらに勝ってほしいかの質問では「民主党」との回答が53%(前回56%)と過半数を占め、「自民党」は27%(同29%)だった。鳩山代表については「期待する」が46%、「期待しない」が47%と前回調査に続いて拮抗(きっこう)した。民主党と鳩山氏への期待は新代表就任の「ご祝儀」との見方もあったが「政権交代」への期待感として持続しているようだ。

 政党支持率は民主が34%(前回比4ポイント増)で、参院選の大勝直後だった07年8月調査の33%を上回り過去最高となった。自民は20%(同3ポイント減)で今年2月以来の低水準。そのほかは、公明4%▽共産4%▽社民1%−−など。「支持政党はない」と答えた無党派層は32%(同5ポイント減)だった。【中田卓二】

    ◇

 調査の方法 13、14日の2日間、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で調査。有権者のいる1653世帯から1096人の回答を得た。回答率は66%。

【関連ニュース】
<特集>民主党
<特集>麻生内閣
クローズアップ2009:鳩山総務相更迭 見誤った覚悟 最後の妥協案「のめぬ」
質問なるほドリ:マニフェストって、どんなものなの?=回答・上野央絵

最終更新:6月15日11時54分

毎日新聞

 

鳩山邦夫

鳩山邦夫(はとやまくにお)
所属院 選挙区 政党:
衆議院 福岡県第6区 自民党
プロフィール:
1948年9月13日生 初当選/1976年 当選回数/10回

この話題に関するブログ 2件

関連トピックス

主なニュースサイトで 内閣支持率 の記事を読む

ブログパーツ

国内トピックス

nikkeiBPnet on Yahoo!ニュース