三沢さんお別れ会、７・４ディファ有明で開催 (2/2ページ)

　仲間に見守られ、三沢さんが天国へ旅立った。

　密葬だったにもかかわらず、喪主で妻の真由美さん（４２）、長男ら親族のほか、佐々木健介（４２）＆北斗晶（４１）夫妻、高山善廣（４２）、親交のあったダチョウ倶楽部の肥後克広の姿も。プロレス関係者だけでなく、親しい知人ら約２００人が、手を合わせた。

　葬儀は非公開で行われ、終了後取材に応じた百田光雄・ノア副社長（６０）は「密葬でもこれだけの方に集まっていただけるとは、誰からも好かれた故人がしのばれます。おおらかな故人らしく、安らかな感じの寝顔でした」。

　祭壇には、三沢さんが収集していたウルトラマンのフィギュアが並べられ、緑のレーシングスーツを身にまとった笑顔の三沢さんの遺影が飾られたという。浄土真宗による法名は「釋慈晴（しゃくじはる）」に決まったことも明かされた。

　今後は、２２日のノア後楽園ホール大会で密葬に参加できなかったファンのために献花台を設ける。また、「三沢光晴お別れ会〜ＤＥＰＡＲＴＵＲＥ〜」が７月４日に、ノアの事務所が入っているディファ有明で行われることが決定した。

　同会場は、全日本プロレスを離脱した三沢さんが、２０００年８月５日、ノアの旗揚げ戦を開催した“聖地”で、三沢さんにとって縁の深い場所のひとつ。数々の激闘を繰り広げた日本武道館で開催するプランも浮上したが、ディファ有明に最終決定した。

　当日の一般の受付は午後２時から。ファンにとっては、日本プロレス界に大きな足跡を残した三沢さんとの、最後のお別れの場となる。