【沖縄】沖縄市議会(浜比嘉勇議長)は21日、臨時議会を開き、与党が提案した嘉手納基地への地対空誘導弾パトリオット・ミサイル(PAC3)配備に反対する決議と意見書を本会議に提出することについて賛成少数で否決した。
沖縄市議会は当初、6月議会中に全会一致で抗議決議などを採択する予定だった。しかし、今月5日に北朝鮮がミサイルを発射したことを受け、多数派の保守系野党会派が方針転換。21日の臨時議会での決議提出は否決された。
嘉手納、北谷両町議会は北朝鮮のミサイル発射前に反対決議などを可決しており、嘉手納基地周辺自治体で賛否が分かれる格好となった。
臨時議会の冒頭、東門美津子沖縄市長はパトリオット・ミサイルの配備について「嘉手納に優先配備される理由は国民の生命財産でなく、主要米軍基地を守るためのもの。既に三連協で反対している」と述べた。
パトリオット配備に反対の姿勢を取る市長と市議会の見解が異なったことに、基地に関する調査特別委員会の小浜守勝委員長は「もろ手を挙げて配備賛成ではないが、住民の安全を守るために必要」と強調。与党野の会の内間秀太郎議員は「審議を尽くすはずの議会が議論すら拒否した」と怒りをあらわにした。
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