11万人を集めた県民大会の翌日、私はかねてより念願だった「集団自決」問題の調査のために、渡嘉敷島に向った。朝9時の高速艇で島に向った私たちの一団に『沖縄タイムス』『琉球新報』両地元紙と琉球朝日放送のクルー、さらに『ニューヨーク・タイムズ (The New York Times』の記者・カメラマンも加わった。県民大会が相当の大規模な集会になることは、事前に予測していたから、「教科書検定」の対象となった「集団自決」と「軍の命令・関与」について生の証言をどうしても聞きたかったから、1週間ほど前からこの調査を企画していた。
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