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五輪招致へトップセールス 石原知事フル回転

6月19日7時56分配信 産経新聞

 【ローザンヌ(スイス)=山本雄史】2016年の夏季五輪招致で、立候補4都市が設けたブースに国際オリンピック委員会(IOC)委員を呼び込み、個別に開催計画を紹介する公式行事が18日、ローザンヌ市内のホテルで行われた。石原慎太郎東京都知事はIOC委員に個別に面会するなど「トップセールス」を敢行し、同日午後にはIOCトップのジャック・ロゲ会長と会談した。

 17日のプレゼンテーションに続き、18日はIOC委員が宿泊中の「ローザンヌ・パレス」内に各都市がブースを設置。プレゼンよりも“近い距離”でIOC委員に接触できる「今回限りのチャンス」(招致委担当者)で、各都市とも積極的にIOC委員を招き入れた。

 ブースの広さは23平方メートル。やや手狭だが、東京は4月のIOC評価委員会の来日の際に好評だった立体画像を体験できる「スコープ」を用意。チケットをかざすと競技会場までの所要時間が表示されるモニターなども披露し、約70人のIOC委員が興味深そうに東京ブースを訪問したという。

 ローザンヌでの公式行事は18日で終了。石原知事は同日午後、取材に応じ、今後の活動のポイントについて「やっぱり社交だ」と指摘。10月にIOC総会が開かれるコペンハーゲン(デンマーク)に事前に人を配置する意向を示した。招致レースについては「ある意味、小さな自治体のどぶ板選挙と同じだ」と感想を語った。

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最終更新:6月19日8時19分

産経新聞

 

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