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実物大ガンダム製作の舞台裏 乃村工藝社が大奮闘 (1/3ページ)

2009.6.20 13:08
このニュースのトピックスガンダム
東京・お台場に姿をあらわした東京・お台場に姿をあらわした

 東京・お台場の潮風公園にアニメの設定と等身大の18メートルの巨大「機動戦士ガンダム」が登場した。アニメ放映から30周年を記念し製作されたもので、緑あふれる都市再生と魅力あふれるまちづくりを目指す「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」の一環として、7月11日から8月31日まで公開される。製作を手掛けているのが、乃村工藝社だ。立ち姿では初となる等身大ガンダムは、「ガンプラ」みたいに簡単には組み立てられない。展示物のエキスパートたちの奮闘を追った。

一歩踏み出す立ち姿

 「30周年目の再スタート『For the next step』をテーマに、左足を一歩踏み出している姿をデザインした」

 デザインを担当したCC事業本部クリエイティブ統括デザイン4部の川原正毅さんは、力強いガンダムにこだわった。

 ところが、この「一歩踏み出す」が大問題だった。

 川原さんは「私はデザインするだけだったが、それを実現する設計チームは本当に大変だったと思う」と、仲間たちに“同情”を寄せる。

 左右均等の直立不動ならまだしも、動きのある等身大の再現は、設計段階から悪戦苦闘を強いられた。

 設計では、白い装甲板を意識的にずらしたり、左手と右手の高さを変えることで、今にも動き出しそうなリアルさを出すための工夫が凝らされている。

 さらに一歩踏み出す姿勢のため、上半身と下半身が3・58度ねじれる設計になった。忠実にこのねじれを実現するには、各パーツを絶妙な角度で配置する必要がある。

 「足の位置を間違えて、内またでオカマっぽいガンダムになってしまったりした。足元の鉄骨のジョイントが1ミリずれただけで、上部では30センチもずれてしまうので、神経を使う作業でした」

 設計を担当したCC事業本部クリエイティブ統括部設計管理部の白石康展さんは、こう振り返る。

このニュースの写真

クレーンで頭部をつり上げ組み立てが進むガンダム
頭部のパーツの製作作業
パーツの塗装作業
左足を一歩踏み出した下半身の骨格
足の部分の組み立て作業
ガンダムの組み立て風景
東京・お台場に姿をあらわした
東京・お台場に姿をあらわした「ガンダム」
東京都潮風公園に姿をあらわした「ガンダム」
宵闇に立つガンダム
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