長嶋氏はコメントの中で、「あえて今回の抗議行動に出ました」と語っている。ミスターを「抗議行動」にまで突き動かしたもの、それは家族を中傷する「FRIDAY」の記事に対しての怒りだった。
記事では、長嶋氏のテレビ出演などのビジネスをめぐる長男・一茂氏(43)とのトラブルを並べ、それに関与しているとする五十代の女性(文中ではAさん)の存在を明らかにしている。
Aさんとは、一昨年9月に亡くなった亜希子夫人(享年64)の義理の妹のこと。週3日は東京・田園調布の長嶋家に通って脳梗塞(こうそく)のリハビリに励む長嶋氏を支え、関係者の「オフィス・エヌ(長嶋氏のマネジメント会社)の代表者のような立場に上り詰めた」との談話を紹介。文中では“女帝”と表現し、「長嶋茂雄」の商標権・肖像権などを管理する一茂氏と対立関係にあるとしている。
そして、長嶋氏が6月12日にAさんの“使者”として東京・大手町の読売新聞本社を訪ね、巨人の滝鼻卓雄オーナー(69)にビジネスに関する話をしたという。
長嶋氏と「オフィス・エヌ」は今回の記事を「出所不明の証言と無責任なコメントによって作り上げられている」とし、顧問弁護士の長嶋憲一氏(64)を通じて「FRIDAY」と発行元の講談社に訂正と謝罪を求める文書を送付。この日、報道各社に「抗議行動」への理解を求める文書をファクスで送信した。
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