首都圏放送センター

2009年6月20日 9時42分更新

多摩 団地建て替え方針決議へ


東京・多摩市にある多摩ニュータウンで、最も早く入居が始まった分譲マンションをめぐって、規模を縮小するなどした建て替えの基本方針が新たにまとまり、今年度中に建て替えに必要な決議が行われる見通しになりました。

38年前の昭和46年に入居が始まった多摩ニュータウンの分譲マンション「諏訪2丁目住宅」には、5階建ての集合住宅23棟が建ち並んでいて、管理組合ではおととし、23棟を一括して建て替えて、7棟に集約するなどの計画をまとめました。
ところがその後、建築資材の値上がりや景気の悪化の影響で計画は進まず、見直しが行われてきました。
その結果、当初もっとも高いもので17階だった階数を14階に引き下げること、建物のデザインを変更してコストを削減することなどを盛り込んだ基本方針が、新たにまとりました。
マンションを建て替える際には、所有者の80%以上が賛成することなどが法律で求められていて、管理組合では、さらに話し合いを重ねて新しい計画をまとめたうえで、来年3月までに建て替えに賛成かどうかの決議を行う方針だということです。