先月、東京・杉並区の駅で、男子大学生が女性をホームの下に落としたとして逮捕された事件で、東京地検は19日、この大学生を処分保留のまま釈放しました。
処分保留のまま釈放されたのは、東京・杉並区の20歳の男子大学生です。
男子大学生は5月31日、京王井の頭線・永福町駅のホームで、女性(59)の腕を突然つかみ線路に飛び降り、腰の骨を折る2か月の重傷を負わせたとして、殺人未遂の疑いで逮捕・送検されたものです。
大学生は警視庁の調べに対し、「朝まで友人と酒を飲み、何も覚えていない」などと供述していました。東京地検は、殺人や傷害の故意までは認められないとして、19日、処分保留のまま釈放しました。
東京地検は、この男子大学生が酒に酔って女性にぶつかり、誤ってホームの下に落ちたとみて、引き続き調べを進めることにしています。(20日07:47)