広島放送局

2009年6月20日 8時13分更新

広島県・韓国 青少年交流確認


毎年、広島県に多くの青少年を派遣している韓国青少年連盟のファン・ウヨ総裁が19日、藤田知事と会談し、今後も広島県と韓国との交流を深めることを確認しました。

藤田知事と会談したのは、青少年の国際交流事業などを行っている韓国青少年連盟のファン・ウヨ総裁など訪問団の一行16人です。このなかでファン総裁は「広島県は韓国でもよく知られています。北朝鮮の核開発問題などもある中、韓国の若者は一度は広島に来て平和公園などを見てほしい」と話しました。
これに対して藤田知事は「原爆資料館を見ていただければ、今も苦しんでいる被爆者が多くいることが分かり、核兵器の廃絶がいかに大切か分かると思います」と答え、今後も広島県と韓国との青少年の交流を深めることを確認しました。韓国青少年連盟は平成18年度からの3年間で研修旅行などを通して、約3600人を広島県へ派遣しています。
訪問団の一行は、20日まで広島県に滞在し、21日には帰国する予定になっています。