07年4月の世田谷区議選期間中、当選した阿部力也区議(46)からわいせつ行為を受けたとして、運動員だった30代女性が約1110万円の賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は18日、女性の上告を退ける決定を出した。女性側逆転敗訴とした2審・東京高裁判決(2月)が確定した。
阿部区議は、民主党の小沢一郎前代表の秘書などを経て99年に初当選し、現在3期目。東京地裁は08年9月、区議のわいせつ行為を認めて約220万円の支払いを命じたが、高裁は「わいせつ行為は存在しないか、仮に存在するとしても女性の承諾に基づくものだった」と請求を棄却していた。【銭場裕司】
無実が証明された。刑事でも不起訴処分をいただいており、区議会で私に対する辞職勧告決議が取り消されるよう求めるとともに、相手方に名誉棄損の損害賠償などを求める。
〔都内版〕
毎日新聞 2009年6月19日 地方版