県は、小林市の保育所で働く43歳の女性が、新型インフルエンザに感染したと発表しました。県によりますと新型インフルエンザに感染したのは、小林市に住む43歳の保育所職員の女性です。この女性は、17日から、咳などの症状を訴えていて、19日、市内の医療機関を受診し、その後、新型インフルエンザへの感染が確認されました。女性は、19日午前、38度を越える熱があり、現在、自宅で療養しているということです。女性は、少なくともここ1週間は、宮崎から出ていないことから、県では、県内で感染した可能性があるとみて、女性の行動や接触者を調べています。この女性が勤務している小林市の「認定保育園日章」には、園児80人が通っていて、女性は、18日午前まで、勤務していました。県内で新型インフルエンザの感染が確認されたのは、3人目となります。
訃報です。男性長寿世界一、都城市の田鍋友時さんが、19日亡くなりました。113歳でした。生前、明るい話題と、県民に元気を与えてくれた田鍋さん。遺族や関係者から、訃報を惜しむ声が聞かれました。「Q.あと何年ぐらい生きたいですか?」(田鍋友時さん)「そうですね。無限です」2年前には、こう元気に語っていた田鍋友時さん。19日午前5時、都城市の自宅で、慢性心不全のため亡くなりました。(五男・田鍋本時さん)「5時に亡くなったけど、その時じいちゃんに言った言葉が『じいちゃん楽になったなぁ』が第一声ですわ。歳も人以上にとったから、長生きしたからですね」1895年9月18日生まれの田鍋さんは、おととし、当時111歳のとき、男性の長寿世界一のギネス記録に認定されました。(田鍋友時さん)「みなさまのおかげで生きていると思います」健康の秘訣は、毎日、牛乳を飲むことと話し、新聞を読むのを、日課としていた田鍋さん。おととし9月には、都城市から市民栄誉賞が贈られました。(同じ都城出身の東国原知事はー)「国の宝というか、県の宝を失ったような気持ちでおります。心からご冥福をお祈り申し上げたいと思います。非常に残念です」8人の子どもをはじめ、孫25人、ひ孫53人、玄孫7人と、100人近くの子孫に恵まれた田鍋さん。先月中旬から体調を崩し、19日、眠るように息を引き取ったということです。(五男・田鍋本時さん)「誇れる親父ですね。家族90何名も残して、私は一番誇れますね。立派な親父と思いますよ」家族だけでなく、県民にも、元気を与えてくれた田鍋さん。113年の長い生涯に幕を閉じました。
県内で2人の感染が確認された、新型インフルエンザです。宮崎市では、19日朝、対策会議を開くなどして、感染の拡大防止に全力をあげています。2例目の感染が確認されたのは、宮崎市に住む、交通整理員の52歳の男性です。新型インフルエンザの発生をうけ、宮崎市は、19日、対策本部会議を開き、現時点では、イベントの自粛要請は行わないことなど、対応の方針を確認しました。(宮崎市・津村重光市長)「いたずらに不安におちいることなく、今後、国や県、市から提供される正確な情報に基づいて、市民の皆さんにも冷静な対応をお願いしたいと思います」また、市教育委員会は、臨時の校長会を開催。改めて、児童・生徒に、手洗い、うがいを徹底させることなどを確認しました。宮崎市は、現時点では、学校や保育施設に、臨時休業は要請しないことにしていて、登校前に、体温を計って報告する、健康観察など、これまで通りの対策を継続する方針です。新型インフルエンザに感染していた宮崎市の男性は、友人と一緒に東京都に滞在したあと、14日の午後5時15分、羽田発、宮崎行きのSNA61便に搭乗し、その後、友人の車で、宮崎市の自宅に帰ったということです。男性との接触者は、新たに1人増えて、家族や職場の同僚など、あわせて9人が確認されていますが、今のところ、いずれも、発熱などの症状はみられないということです。感染した男性は、快方に向かっています。また、県内1例目となった、日南市の女性との接触者24人についても、今のところ、症状はみられないということです。
高原町の県畜産試験場から、和牛の冷凍精液が盗まれた事件で、警察が、鹿児島県の男など3人を、逮捕していたことがわかりました。窃盗容疑で逮捕されたのは、鹿児島県鹿屋市の無職、牧嵜久志容疑者22歳ら3人で、19日午後、宮崎地検に送検されました。捜査関係者によりますと、牧嵜容疑者らは、おととし3月、高原町の県畜産試験場から、和牛の品種改良などに使う、精液の入ったストロー143本、約65万円分を盗んだ疑いが持たれています。このうち、牧嵜容疑者は、鹿児島県内の牧場で、牛を盗んだとして逮捕・起訴されていて、警察の調べに対し、畜産試験場の事件についても、「精液を盗んだ」などと供述していました。警察では、牧嵜容疑者らが、冷凍精液を、県外の畜産関係者に売っていたものとみて、詳しく調べることにしています。
私立大学の英語講師が、覚せい剤取締法違反の疑いで、逮捕されていたことが、19日分かりました。逮捕されていたのは、宮崎国際大学の英語講師で、アメリカ国籍のウォルター・プライッシュ容疑者60歳です。プライッシュ容疑者は、清武町の自宅で、錠剤型の覚せい剤を使用した疑いを持たれていて、「東南アジアに旅行に行った際、自分で使う目的で購入した」と供述しているということです。プライッシュ容疑者は、宮崎国際大学の創立当初から、英語講師を務めています。プライッシュ容疑者は、19日起訴されました。
19日朝、宮崎市で、車同士の衝突事故があり、運転していた女が、酒気帯び運転の現行犯で逮捕されました。事故があったのは、宮崎市丸島町の交差点で、19日午前6時前、車同士が出会い頭に衝突し、男性1人が軽傷を負いました。呼気検査の結果、相手の運転手から、アルコールが検出されたことから、警察は、宮崎市青島の無職、阪口尚美容疑者21歳を、酒気帯び運転の現行犯で逮捕しました。警察で、飲酒先や事故原因などを調べています。
今月は、環境月間です。日南市の大堂津海水浴場では、地元の小学生たちが、漂着ゴミの調査を行いました。調査をしたのは、大堂津小学校の3年生と4年生、19人で、宮崎海上保安部の職員と合同で行いました。児童たちは、保安部の職員から調査方法について説明を受けた後、砂浜に打ち上げられているペットボトルや空き缶などを、一つ一つ拾い集めていました。(児童)「一番多かったのは、花火とは思わなかった」(児童)「皆に伝えたいことは、海にゴミを捨てないで下さい。ふるさとの海を守っていきたい」集まった漂着ゴミのデータは、国内の環境NGOに送られ、環境保全活動に活用されることになっています。
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