映画「劔岳 点の記」を皇太子さまがご鑑賞
6月20日(土)から公開される映画「劔岳 点の記」のチャリティー試写会が17日、都内で行われ、皇太子さまがご鑑賞された。主演の浅野忠信、香川照之、松田龍平と、木村大作監督も出席し、試写会終了後には皇太子さまと懇親会も行われた。
本作は、新田次郎が実話に基づき記した同名小説が原作。明治時代、日本地図を完成させるため前人未到の北アルプス・劔岳の登頂に挑んだ陸軍測量部の柴崎(浅野)ら測量隊の苦闘を描く。当時の測量手が実際に到達した場所で撮影され、キャストが本格的な登山に挑戦したことも話題だ。
香川は「撮影では本当につらい思いをしてきたんですが、今日、皇太子さまと映画を見ることができて、すべての苦労が報われた気分です。皇太子さまが見ていると思うと、自分のシーンが恥ずかしくてたまらなかったですね」と緊張した様子でコメント。
柴崎らのライバルとして描かれていた日本山岳会のメンバーでもある皇太子さまは、撮影での登山の様子について聞かれたという。浅野は「劔岳頂上の広さなど登山の様子をお話して、とても興味をお持ちになってくださった」と喜びの表情を見せた。
こだわりの映像を撮影のためにキャストやスタッフに過酷な登山を強いて“鬼”と呼ばれた木村監督は「こんなに緊張して映画を見たことはないです。体に力が入っちゃって熱くなって、眼鏡が曇るんですよ(笑)。皇太子さまはスクリーンで映画をご覧になるのも久しぶりだったと聞いて、余計緊張してしまった。上映後、“素晴らしかった”とお言葉を頂いてとても感激した」と興奮気味に語っていた。
映画「劔岳 点の記」
6月20日(土)から全国公開
