(cache) 飢餓人口10億2千万人に 過去最悪、経済危機で - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 飢餓人口10億2千万人に  過去最悪、経済危機で

     【ローマ19日共同】国連食糧農業機関(FAO)は19日、世界的な経済危機や食料価格の高止まりの影響で、十分な栄養が取れない世界人口が2009年に、前年比1億500万人増え、10億2千万人になると予測する報告書を発表した。1970年代にFAOが飢餓人口統計を取り始めて以来最悪で、世界人口の約6分の1が飢餓に苦しむことになる。

     FAOは、飢餓人口急増は世界の安全保障上の脅威として、特に途上国での農業投資・支援拡充の必要を訴えている。

     経済危機により、農業分野を含む途上国への09年の直接投資が前年比32%減少すると予測されるほか、政府開発援助(ODA)も同約25%減少し途上国財政を直撃。失業の増大や、先進国で働く移民から母国への送金減少も食料購買力低下につながるという。

     一方、食料価格は世界的景気落ち込みで08年前半のピークと比べ低下したものの、同年末時点の価格が06年比24%増と、依然高止まりしている。

     地域別の飢餓人口はアジア、太平洋地域が最多の6億4200万人、次いでサハラ以南アフリカの2億6500万人、中南米5300万人。

      【共同通信】
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