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鳥か?いたずらか?空からオタマジャクシ

 空からオタマジャクシ? 6月に入って、石川県各地で、不可解なオタマジャクシ目撃例が相次いでいる。空から降ってきたというのだが、竜巻説、鳥類説、人間によるいたずら説、超常現象説までの諸説が飛び交っている。

 第1発見者の七尾市中島市民センター男性職員によると、4日午後4時半ごろ、同センター駐車場で「ボテッ、ボテッ」という音を聞いた。振り返るとクルマの上や地面のあちこちに、つぶれた体長2~3センチのオタマジャクシがいたという。

 「見つけたのは普通にいる黒っぽいオタマジャクシだったが、生まれたばかりではないようで大きさはふぞろいだった。どれも死んでいたようだった」と証言する。付近では約100匹が見つかったという。同センターには取材陣が集まったが、新たな情報は出ていない。

 さらに6日午前7時半ごろ、七尾市から約80キロ離れた白山市でクルマの上などに30匹前後が見つかった。8日午前8時ごろには七尾市内の路上で5匹ほどが見つかった。

 金沢地方気象台によると、これまで欧米などでも小動物が空から降った記録があり、ファフロッキーズ現象と呼んで原因不明の超常現象とされているという。同気象台では「竜巻が小動物を巻き上げ落下することもある。しかしオタマジャクシ限定で降り注ぐことはあり得ない。いずれにせよ、6月の石川県地方では竜巻が起こりうる気象条件を確認していないので、原因は分からない」と話している。

 同気象台では「付近を飛ぶ鳥が空中で吐いたのではないか」と推測するが、鳥類説については専門研究機関の山階鳥類研究所が「あり得ない」と否定する。「エサをのみ込んだ鳥は空中では吐き出さない。くちばしの中に獲物を入れるペリカンが空中から落とすことはあるかもしれないが、日本には生息していない。人間のいたずらではないか」(同研究所)。

 人間だとすると誰が何の目的でやったのか。いずれの説に関しても決定的な証拠はなく、憶測の域を出ないのが現状だ。

 [2009年6月10日9時14分 紙面から]


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