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オタマジャクシ:空から大量に 石川で奇妙な現象相次ぐ

空から降ってきたとみられるオタマジャクシ=石川県七尾市中島市民センター提供
空から降ってきたとみられるオタマジャクシ=石川県七尾市中島市民センター提供

 石川県内で今月に入り、空からオタマジャクシが大量に降ったとみられる現象が相次いでいる。魚が竜巻に巻き上げられるケースは報告されているが、今回は竜巻が発生するような気象条件になく、関係者は首をかしげている。

 同県七尾市の中島市民センターの駐車場で4日午後4時35分ごろ、男性職員が地面や車の上に体長2~3センチのオタマジャクシ約100匹が散らばって死んでいるのを見つけた。風は弱く、職員は「バタバタ」という音で気付いたという。

 6日午前7時半ごろには、同県白山市の民家周辺でも約40匹が見つかった。この家に住む石川信子さん(75)は「つぶれたのもあり、周りは水でぬれていなかった。キツネにつままれた気分」と話した。

 いずれも水田に近い場所。金沢地方気象台によると、両日とも曇りで竜巻が起こる気象条件にはなかったという。「巻き上げられたとしても、オタマジャクシだけでなく、同じ体積のゴミなどが一緒に降って来るはずだが」と首をかしげる。

 一方で、鳥が落とした可能性も指摘されている。同県の加賀市鴨池観察館によると、サギやカラスがオタマジャクシを食べ、ひなにえさをやる時や敵が近づいた時に吐くこともあるという。しかし「軟らかいオタマジャクシは消化が速く、原形のまま出てくるのは考えにくい」と話している。【澤本麻里子】

毎日新聞 2009年6月9日 19時34分(最終更新 6月9日 19時37分)

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