故三沢光晴さんの献花台で泣き崩れる女性ファン=Zepp Nagoya
「ノア」(18日、Zepp Nagoya)
存命なら47回目の誕生日を迎えるはずだった三沢さん。開場前に150人のファンが並んだ名古屋大会。献花台には約100束の生花と、酒が大好きだった三沢さんのために、アルコール飲料約30本が並んだ。
三沢さんは引退後、飲食業への進出を考えていた。神奈川県内の鉄板焼き店に1年半前のオープン時から、足しげく通い、そのオーナーと同席。関係者によると「楽しくお酒を飲みながら、共同出資で新しい店舗を出す、という話をしていた」という。
麦焼酎がお気に入りだった。店長とも親交を深め、当初はスーツ姿だったがやがて私服に変わった。陽気な酒席は明け方まで続いた。「首が回らないんだ」と体調面の不安も訴えていたという。ノアは引退選手の受け入れ先として、飲食業を展開するプランを立てていた。新店舗はその先陣となるはずだった。
スポンサーが開く店では、今年4月からファンイベントが展開。三沢さんも登場予定だった27日のイベントは、予定通り開催される予定だ。関係者は「これからも続けていけたら」と誓った。