近大ボクシング部廃部、強盗逮捕に厳罰
強盗容疑で近大ボクシング部員の男子部員2人(いずれも19)が逮捕された事件を受け18日、近大は同部の廃部を決定した。格闘技を悪用した事件に対し近大懲罰委員会は厳罰を適用、2人を無期停学処分としたが、起訴され次第退学処分も検討する。同部の浜田吉治郎総監督(66)は辞表を提出、受理された。
2人は6日午後10時ごろ、大阪府東大阪市の路上で近大2年の男子学生(20)から約7000円を強奪した疑い。2人はさらに男子学生を約450メートル先のコンビニに連れて行き「ATMで現金を引き出せ」と強要、男子学生が店内ですきを見て110番通報したところ逃走した。
大阪府刑事特別捜査隊によると、2人の手口は「ヤクザや」「メンチを切った」「肩が当たった。慰謝料を出せ」などと因縁を付ける古典的なもので「ほかにも十数件やった。奪った金はパチスロに使った」などと供述しているという。被害総額約25万円のうち約15万円は、ATMで引き出させていたとみて裏付け捜査を進めている。
2人を含む部員20人の大半は東大阪市の同部合宿所で起居していたが、近大では同合宿所の閉鎖も検討している。残った部員の処遇は未定。
近大ボクシング部はメキシコ五輪バンタム級銅メダリストの故森岡栄治氏を輩出、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者名城信男(六島)も所属した名門。同部OBの元プロボクサーでタレントの赤井英和(49)は「愛情を持っていた部なだけに口惜しい。ただ残された後輩たちには、せっかく持ったボクシングへの情熱を消さないでくれ、と言いたい。どんな形でもいいから続けてくれたらと思う」とのコメントしている。
[2009年6月19日6時48分 紙面から]
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