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【西松事件公判】「政治とカネ」再び 民主党が火消しに躍起 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:西松建設事件
19日に開かれた西松建設の違法献金事件の初公判を受け、民主党内では、「政治とカネ」問題で再び世論の矛先が同党に向いたことに動揺が広がっている。小沢一郎代表代行から鳩山由紀夫代表に「党の顔」が代わって以降、党勢を盛り返していたが、公共工事談合への小沢氏側の関与が事実なら、再び小沢氏の進退問題が浮上しかねない。7月5日投開票の静岡県知事選や次期衆院選に向け党内の引き締めを図る構えだが、小沢氏はもちろん、政権交代をねらう民主党にもいっそうの説明責任が求められそうだ。(斉藤太郎)
「裁判の話だから、われわれがコメントする立場にはない。検察側の言いたいことが出ただけで、真実はこれから出てくる」
鳩山氏は19日、党本部で記者団から初公判について問われ、言葉少なにこう語り、公判の行方を見守る考えを示した。幹事長時代に展開した「検察批判」を封印したのは、事件は「小沢氏個人の問題」(幹部)と位置づけ、党へのダメージを最小限に抑えたいとの思惑がにじむ。
鳩山氏に近い別の幹部は、「『代表辞任で事件のけりはついた。後は裁判の問題で党には関係ない』と言い続ける」と強調する。党内には、代表交代後に行われた、さいたま、千葉の両政令市長選で連勝し、事件のダメージは回復したとの受け止めが大勢だっただけに、「政治とカネ」問題が再燃することを危惧(きぐ)する向きが強い。
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