検索オプション


ここから本文です

飢餓人口、10億人突破へ=経済危機で事態悪化−FAO

6月19日22時32分配信 時事通信

 【ジュネーブ19日時事】国連食糧農業機関(FAO)は19日、世界全体の飢餓人口が今年、過去最高の10億2000万人に達するとの予測を発表した。FAOはこの中で「最近の飢餓人口増加は、食料生産の減少ではなく世界経済危機が原因だ」と分析している。
 ディウフ事務局長は「世界的な景気低迷と多くの国での食品価格の高止まりによって、恒常的な飢餓と貧困に陥った人口が昨年比で約1億人増えた」と指摘。さらに「全人類の6分の1が影響を受ける静かな飢餓の危機は、世界の平和と安全に深刻なリスクをもたらす」とし、国際社会に具体的行動を早急に取るよう訴えた。 

【関連ニュース】
世界の飢餓人口、10億人突破=金融危機が追い打ち
週1度は「肉なしデー」を=温暖化防止でマッカートニーさん
豚の感染で監視強化を=新型インフルで-FAO
「幽霊漁業」が海の脅威に=国連が報告書

最終更新:6月19日23時34分

時事通信

 

関連トピックス

主なニュースサイトで 国連食糧農業機関 の記事を読む

ブログパーツ

海外トピックス

nikkeiBPnet on Yahoo!ニュース